絶望を与えぬように、それと、偏見を受けぬように。しかし、その偏見に繋がる不都合な真実を知り得る事で正しい判断もできるのでは?
訳知り顔で、この不都合な真実を語るのが本著。しかし、アーサー・ジェンセンやチャールズ・マレーのベルカーブを引いて、人種間のIQに遺伝的な差は確かにある!と言い切った所で、それは本当なのか。様々な文献を引き、IQに限らず、心拍数やルックス、遺伝や性行為に至るまで、世間が好まぬ学説を紹介してくれる。それは真実とは言えぬ、好まれざる視点の一つに過ぎないのだが、それを踏まえた上でも、読む価値のある一冊と言えるのではないだろうか。
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- 感想投稿日 : 2017年10月30日
- 読了日 : 2018年11月21日
- 本棚登録日 : 2017年10月30日
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