創造とブレイクスルーを生み出すアイデアの発想法が満載。言葉にする、書き出す、組み合わせる、強引に動いてみる、深掘りする、要素分解する。こうした手法を、その開発者にも触れながら、実例と共に体系的に学ぶことができる。
多くは既に身に付いていることであり、実際にはあまり使えないかもしれない。それでも、写真や図解もあり非常に愉快な本である。楽しみながら読んだ。
夢から着想を得ると言う方法。これはこの本で一番最後に紹介される手法だ。そこに書かれたビートルズのポールマッカートニーがイエスタデイという曲を作った事例。夢の中でメロディーが浮かんだらしい。写真も掲載されていた。
イエスタデイを聴きたくなり、YouTubeを開いた。そこから、レコメンドのImagineを聞いた。Imagineを聴きながら、宗教戦争を思い、ウクライナ情勢を想起した。この本に紹介される手法ではないが、着想のきっかけを得て、連想し、感情を移入。どんなアイデアの手法でも、きっかけが重要なヒントであり、自身の経験に繋げてアイデアを生むのかも知れない。為政者たちがImagineを聴きながら世界平和のアイデアを考える日が来て欲しいと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年7月2日
- 読了日 : 2023年7月2日
- 本棚登録日 : 2023年7月2日
みんなの感想をみる