ニートの問題に対して、早くから若者の現実を丁寧に調査し、リアルな提言を行っている玄田氏の著作らしい、データ分析に基づくニート論。本書は単なる分析にとどまらず、現在の労働環境そのものに対する疑義申し立てを行っている。
コミュニケーション問題、過重労働など、閉塞感に充満した社会のありかたに対して、若者だけでなく、すべての大人たちがどうあるべきかにひとつの示唆を与えてくれる好著。勇気付けられます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済・社会
- 感想投稿日 : 2009年11月6日
- 読了日 : 2009年11月6日
- 本棚登録日 : 2009年11月6日
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