身勝手で青く直情的な高校生×口が悪く美人でツンデレの英語教師。
傲慢で直情的、真っ直ぐすぎるほど真っ直ぐで一途。うわべだけの人間関係に飽き飽きしながら見つけた「ほんとうにほしいたったひとつのもの」に必死に縋りつこうとする瀬名に対して、大人であり、教師である阿南は表面上だけは受け入れてみせるが、あくまでも教師であるがゆえの線を引こうとする。
子供の無力さみっともなさ愚かさを描くのが凪良さんは上手いなぁ。
しかし評判が良い中で申し訳ないのですが、どうもキャラクター造形が好みじゃないらしく、あまりのめり込めなかったかな……。
敢えて反感を買うような身勝手で子供っぽい人間らしさ、狡さをとことん真摯に描きながら、そこからきちんと成長していく様を描くのが凪良さんの作家性なんだなぁと改めて思いました。
子供だからどうにもできない、別れるしかない、と離れる決意→再会
あ〜あ〜〜〜このパターンほんとうにお好きなんですね何回も見てきた。笑
瀬名に押されて無理やり付き合っているように見えた阿南の中に瀬名への気持ちがきちんと芽生えていたのはすなおによかったです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年10月14日
- 読了日 : 2019年10月13日
- 本棚登録日 : 2019年10月13日
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