最初に読んだときはそうでもなかったけど、再読して驚いた。
めちゃめちゃええやんけ!
表題、素晴らしいね。
男が好きなんだけどそれっておかしいよな気持ち悪いよなって紆余曲折を経てくっつく二人。
ギョウザとレバニラを食わせるラスト。
なんだろうね、この説明不要の幸福感。
好きな人にときめく気持ち。幸福を感じた瞬間に底を想像して悲しくなる気持ち。こういう気持ちに男女とかホモノンケとか関係ないのです。
姉ちゃんや結子との絡みもほのぼの。
橘高の過去が暗いから余計にそのほのぼのも輝くわけで。
この人の台詞回しって言葉にならない台詞をそのまま言わせてそれが抜群に素晴らしい。
電車のオチの「そんなの そんなのは―」とか。
「のはらの」でもあった。
またそこにかぶさってくポエムモノローグが職人技。
欽ちゃんの話とマーチンの話もよかったなぁ。
こういうの読むと自分全然BLいけるなと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL
- 感想投稿日 : 2012年8月12日
- 読了日 : 2012年8月12日
- 本棚登録日 : 2012年8月12日
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