新聞の書評で興味を持って読んでみた。最初は短編集かと思うほど章(?)ごとに話がバラバラでよく理解できなかったが、我慢して読み進むうちに、同じ場所をめぐる色々な時代の話で、それぞれも関連していることが見えてくる。
それはそれで面白い気もするが、正直言って難しい小説だった。純文学のようでもあり、風俗小説のようでもあり、戦争、テロ、人種差別、人権、スキャンダルジャーナリズムなど、世の中の問題や世相をこれでもかと盛り込んでいる。アメリカ文学っぽいなあという気はするが(著者はインド系英国人らしいが)、十分消化できなかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年4月12日
- 読了日 : 2015年4月11日
- 本棚登録日 : 2015年4月12日
みんなの感想をみる