戦争と平和 1 (岩波文庫 赤 618-1)

  • 岩波書店 (2006年1月17日発売)
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感想 : 46
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この岩波版では、当時の風俗や軍隊の階級、お金のことなど、作品理解に役立つコラムをところどころに入れるという思い切った試みを行っている。

これらの情報はたしかに役立つが、本文の流れをぶち切ってしまう。それで結局、最初にまとめて読むことにしたのだが、それならば、本文中に入れるより、後ろにまとめてもらっていたほうがよかったのではないかと思う。

「戦争と平和」は高校2年のときに読んで、それで読んだことにしておいたのだが、内容はまるで忘れてしまっていた。

白くてきれいな3冊本で、今調べてみると、中央公論社の「新集世界の文学」の17,18,19巻で、訳者は原卓也。

岩波の本書第一巻は第一部第二編まで。
たんたんと読み進める。

当時のロシアの評論家ストラーホフが「人間生活の完全な縮図」といい、サマセット・モームが「世界の十大小説」のなかで激賞している本作品、わたしにとってははたしてどうでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本 :小説
感想投稿日 : 2020年7月16日
読了日 : 2018年7月19日
本棚登録日 : 2020年7月16日

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