推定無罪 (上) (文春文庫) (文春文庫 ト 1-1)

  • 文藝春秋 (1991年2月9日発売)
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感想 : 36
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アメリカの現役検事補が執筆した法廷ミステリーの代表格。

キンドル郡の首席検事補ラスティ・サビッチは、地方検事選挙が迫る中、同僚だったキャロリン検事補惨殺事件の調査を任命される。実は彼女と不倫関係にあったことを隠しつつ調査を始め、彼女が追っていた汚職事件が怪しいと睨んだラスティだったが、いつの間にか自分が最重要容疑者になっており、逮捕、起訴されてしまうのだった……

上巻では、検事補の捜査活動が主に書かれ、一転して逮捕された辺りで下巻に続く。検事と被告人という、対極の視点からアメリカの司法制度が丁寧に描写されており、アメリカ司法業界を理解するには最適の一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリー(長編)
感想投稿日 : 2013年9月5日
読了日 : 2013年5月7日
本棚登録日 : 2013年5月7日

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