図書館で借りました
1~3まとめてレビュー。
吸血鬼物。コメディ&シリアス。
主人公の子爵。(っていうか語り部?)吸血鬼なのに、太陽浴びないと死にそうになります。
舞台はとある島。時系列はおそらく、現代。テレビレポーターがこんな島の祭りにまで登場し、インターネットのオンラインゲームが普及して、子爵の趣味はネットサーフィン(なんだかな)。
特殊な島で、老人たちは吸血鬼の存在を受け入れて、夜の支配者である子爵に敬意を持ってます。子爵を慕って吸血鬼たち(以外の化け物も多々棲んでるようだが)もこの島に多い。
ここで繰り広げられる、復讐、逆恨み、恋愛、策謀等々のはちゃめちゃ劇。
島の昼の支配者はダンピール(人間と吸血鬼のハーフ)。彼の両親は仲が良すぎて、子供をほったらかして二人の世界~を繰り広げ、結果息子が捻じ曲がったらしい。(子爵談)。小物と評され、当人も理解している割に、非常に上手く立ち回り、かなりの策略家。彼は軍師・策略家として、ぴか一。
最強の吸血鬼、レリック。(子爵の養子)。
レリックを愛する人間のヒルダ。
吸血鬼の常識を完全に無視した子爵。
でも、この島の中で、最強なのは、多分。
ヒルダの兄ミヒャエル。人間なのに、打たれ強い。精神的に、肉体的に、およそ最強。きわめつけが、お日様の笑顔。瑣末を気にしない、大らかさ。
レリックの妹、フェレットを熱愛し、むげにされてもめげず、化け物たちからもその大らかさから「大事な友達」認定され。島の中でたぶん、一番愛されている子。
どたばた劇です。
- 感想投稿日 : 2011年5月29日
- 読了日 : 2011年5月29日
- 本棚登録日 : 2011年5月29日
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