2012年読了2冊目(上下巻)
<作品紹介>
果てしない兵乱、疲弊する民衆。曹操は最愛の子の夭折、後継者問題をめぐる家庭内の確執に苦悩しながらも、着々と覇業を推し進め、建安二十五年、「天下なお未だ安定せず」の言葉を遺して逝く―。作家として出発した若い頃から、曹操の詩文を読み、戦場を駆け抜けたその生涯に思いを馳せてきた著者が、英雄の内面に光を当て、新しい曹操像を描き出した歴史大作。
<感想>
題名の通り、曹操を中心に三国志を描いているので、他の作品と比較しても、その傾向は顕著である。
同じ作家「陳舜臣」の三国志に出てくる曹操とはけっこう違うイメージなので、そちらの曹操とイメージをあわせると「陳瞬臣」が描きたい曹操が見えてくる気がする。
曹操を中心にした小説を読むと、いずれの作家も曹操には好意を持っており、それは同感である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
三国志
- 感想投稿日 : 2012年1月17日
- 読了日 : 2012年1月13日
- 本棚登録日 : 2012年1月17日
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