この素晴らしい世界に祝福を! 3 よんでますよ、ダクネスさん。 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年2月28日発売)
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本棚登録 : 703
感想 : 15

 ダクネスお見合い譚。

 本作の面白さは、全然綺麗ではない世界観に加え、主人公カズマらの下衆な本音と行動が、好結果(かつ、その好結果はある一面に過ぎない)を生んでいる。このズレ具合だろう。

 そもそも綺麗な精神が綺麗な世界を綺麗に浄化するとは、余りにも予定調和過ぎてつまらない。そうじゃないから面白いのだ。
 見方を変えると、下衆な人々が出る下衆な社会は、ある意味リアルとも言えるしね。

 その下衆さは、ダクネスお見合い潰し、カズマ裁判譚、バニル憑依譚の何れにも妥当。

 ところで、第2巻読破後、印象は悪くはない。続きを買うか?。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年12月31日
読了日 : 2016年12月31日
本棚登録日 : 2016年12月31日

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