2004年刊行。著者は広島大学大学院生物圏科学研究科助教授。
巨大ガス惑星・木星を周回する衛星エウロパ。
もちろん、太陽からの距離は相当に離れており、氷に覆われた星であるが、木星の超重力による潮汐力のため、分厚い氷の下に海が広がっている可能性が示唆されている。
その海の存在が生命を生む源となっているようだ。
最近でこそ「そんなバカな」というような声はあまり聞かないが、光=命というイメージで捉えられていた故か、本書自体は驚きをもって迎えられたのではないだろうか…。
かように他星での生命如何を叙述するが故に、地球はもちろん、生命自体の一般的な初期条件にも思いを巡らせ得る書とも言えそうだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2016年12月29日
- 読了日 : 2016年12月29日
- 本棚登録日 : 2016年12月29日
みんなの感想をみる