一種大仰なタイトルではあるが、書かれている内容は、いわゆる特殊法人問題・財政投融資問題・撤退方法を構築していない大型公共事業の問題で、特に目新しいところはない。ただ、刊行時期は1990年代半ばであることから、ひょっとすると本書がパイオニア的な役割を果たしたのかもしれない。
本書で小泉純一郎が指摘しているとおり、財政投融資をコントロールするのが無駄を省くためにもっとも手っ取り早い。
が、現在はどうなっているのか。小泉政権が終了し、特に民主党政権になって以降、この手の話題が本当に少なくなり、いまいち状況が判然としないのは気がかりだ。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2016年12月17日
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- 本棚登録日 : 2016年12月17日
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