秀吉の枷 上 (文春文庫 か 39-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年6月10日発売)
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感想 : 45

時系列的には、著者の手になる「信長の棺」「空白の桶狭間」の続編的位置づけ。小説としてはなかなか面白いが、それは、秀吉からの視点だけで物語を展開し描いているからに他ならない。しかも、単に明るい秀吉像ではなく、出自、子無し、軽輩として信長家中や信長自身から軽んじられてきた恨みなど、負の感情丸出しで描くところがなかなか魅力的。本巻は播磨平定から本能寺を経て、中国大返しまで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年1月23日
読了日 : 2017年1月23日
本棚登録日 : 2017年1月23日

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