2005年刊。
義務教育期間に国語科が身につけさせるべきとしているのは、読解力でも表現力でもない。まして批評能力でもない。
それは道徳的正しさだ。
この観点で、国内で高い採用シェアを占める教科書の記述を解析していく。
やや独善的解析、舌足らずな説明もないではないが、光村図書の小学五年(下)での書籍全体の構造分析など、十分納得できる点も多い。
なにより国語の授業が読解とは程遠かった意味・理由を的確に言い当ててくれた点を評価したい。
ちなみに、PISAの結果での記述問題等に「無回答」が多い点が(国語)教育の問題点を雄弁に物語るよう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2017年1月5日
- 読了日 : 2006年7月10日
- 本棚登録日 : 2017年1月5日
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