2001年刊。
北京で新たに刊行された250冊の書籍から、その断片を整理し、結合し、新たな毛沢東像・文化大革命像を構築したのが本シリーズである(田中角栄金脈問題分析の際に用いた立花隆の方法論に似ており、それを組織的に行ったと思える)。全3巻中1巻。
いつ読んだかは定かではないが(2001年の刊行当初と思う)、夜を徹し一気読みした記憶がある。
全体としては、スターリン死後、フルシュチョフによるス批判期から、毛沢東死去・四人組失脚までを描写するが、本巻は、
① 毛沢東死去から四人組失脚まで、
② 文化大革命発動から、国家主席(当時)劉少奇の失脚まで
を描く。隣国での血なまぐさい権力闘争の実態が突きつけられる。まさに文化大革命時期の簡明な追記録といえよう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月3日
- 読了日 : 2017年1月3日
- 本棚登録日 : 2017年1月3日
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