人生がときめく片づけの魔法 改訂版

著者 :
  • 河出書房新社 (2019年2月14日発売)
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本棚登録 : 2216
感想 : 189
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途中まで良かったけど、最後はあまりにも宗教じみていて引いてしまった…。

若干ネタバレではあるが、私がメモした参考になるポイントはこう:

・試験前の片付けたい衝動は、「試験勉強を片付けたい」→「心理的に片付けたい」という問題のすり替えが起こっていること。

・本棚などを整理する時は一旦床の広げて、ときめくかときめかないかで、捨てるか判断すること。

・段階的に捨てる判断力を磨く。
衣類→本類→書類→小物類→思い出関連。

この作者、今まで色んな人と出会って、幅広いジャンルで学んできたんだなぁ。私が「でも」と言い返そう時には、数秒後には「なるほど」が出る。
それくらいお見通しという感じ。

さて、何が宗教じみていたかというと、物の取り扱いについて話始めた時から。
自分が扱う物全てに感謝する、そこまではわかる。
でも流石に会話をするのはちょっと。
だんだん物から声が聞こえてくるらしいです。

思い込みとまでは否定しないけど、そこまでの領域に達するには宗教のような沼り具合が必要な気がする。

「勧誘のように聞こえますが〜」
と自分で否定していたけど、どうしても拭えない。
だんだんご自由にどうぞ、と他人事に捉えてしまった。

ということで、少なくとも私はついていけなかった。
後味が悪かったので、星2。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年2月15日
読了日 : 2023年2月15日
本棚登録日 : 2023年2月3日

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