とにかく知見の広さと読書量に圧倒される一冊。
米原万里は他にない書評家だと思う、彼女は決してある本を単純にそれだけで批評したり謳歌したりしない。自分の実体験で考えていることだったり、既に知っているほかの背景/書物だったり、そんなものといとも簡単そうに書物を結びつけて語れるのだ。
彼女の書評の奥行きは、すーーとその一冊の本を飛び越え、関連領域をも飛び越え、世界に繋がる。
ロシア/東欧について知りたい人は、とにかくこの本の中にあるリストを参考にすればいいのではないかと思う。
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- 感想投稿日 : 2011年5月24日
- 本棚登録日 : 2011年3月28日
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