なんとなく身始めて
ストーリーのテンポ的にもあんまり集中して見てなかったんだけど
見終わったときもフーンって感じだったのに
なんかあとからジワジワくるー
太陽や星空はどの時代も大きく変わらないけど
戦争があったり終わったり大統領が変わったりする人の世は
生まれた年代で大きく違う
同性が好きなことは病気だと言われた時代
「治す」べきものであって、存在を認めるべきものではなかった
だから異性と結婚してそれなりに幸せな家族を築いたけれど「治ら」なかった
認められなくても、存在している
そして、晩年のカミングアウト
狩りのために人間に作り出されたというジャックラッセルテリアの存在が教唆的だった
与えられた習性を享受しているとみるか
ある程度矯正されている習性とみるか
時代背景の説明にアイコンが次々出てくる感じが好き
それから、そんな感じで最後にパパが出会い系?に提出した自己紹介の原稿もよかった
ガーデニングやインテリアが趣味で
元美術史家で、75歳で、ゲイ
たくさんあるアイコンのうちのひとつでしかない
息子で主人公のユアンが、最後パパの恋人とハグしたときが、100%パパを受け入れられた瞬間だったのかな
幸せなシーンだった
主人公の恋人の、電話越しの声とか
インテリアのグリーンの感じとか
ユアンが書いていたイラストや文句とか
素敵だった
パパも、カムアウトしたことでやっと自分や息子と向かい合えたのかな
そのうちちゃんともっかい見たい
犬を飼うならジャックラッセルテリアだ
(2010/BEGINNERS)
- 感想投稿日 : 2013年2月11日
- 読了日 : 2013年2月10日
- 本棚登録日 : 2013年2月10日
みんなの感想をみる