るねさんの感想・レビュー

物の怪 (講談社ノベルス)

著者 : 鳥飼否宇

• 講談社 (2011年9月7日発売)

<観察者>シリーズ初読。

「物の怪」というタイトルの通り、それぞれ河童、天狗、鬼といった妖怪がモチーフとなっており、まさしく物の怪の仕業としか思えないような事件を、<観察者>鳶山が生物への深い知識と洞察力で鮮やかに解き明かしていく。
実際のところ妖怪は全く姿を現さないが、明かされる真相には合理的なものであり、トリックに関してもさほど無理もなく……なのだが……。

予想していたよりもはるかにおどろおどろしく陰惨だった。

詳しくはこちらに。
http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2012-06-02

感想投稿日 : 2012年6月2日

読了日 : 2012年6月2日

本棚登録日 : 2012年4月20日