21冊目の≪異形コレクション≫。今回のテーマは「仮面舞踏会」。
舞踏会を舞台とした作品から“人格(ペルソナ)”としての仮面、隠喩(メタファー)としての「仮面」……等々、いつものことながらバラエティに富んでいる。そう、異形とは単に「仮面」の異形だけでなく、仮面の下の「異形」もあるのだということ。
考えてみれば、毎朝の満員電車と言えど、皆「常識的」のペルソナという仮面を被った人々の舞踏会なのかもしれない。宴の途中でそれを外してしまう御仁も昨今は多いようだが。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内ホラー/怪奇幻想
- 感想投稿日 : 2012年3月16日
- 読了日 : 2002年2月14日
- 本棚登録日 : 2010年3月12日
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