ミュージシャンである筆者が「ワム!の<ラスト・クリスマス>をゴーストライターとして作曲したという日本人がいる」という話を聞き、その真相を追うノンフィクション風小説。
マイケル・ジャクソン研究家として有名で、マイケルについての2冊の著作が売れてる著者の、3冊目にして初の長編小説。
文章が雑というか素人っぽい部分も散見されるのだが、西寺さんのワム!への深すぎる愛や、マイケル・ジャクソン、プリンスなどへの深い知識が垣間見れるところがたまらなく面白い。
この本を読んだら、今まで見向きもしなかったワム!のオリジナルアルバム全3枚を聴きたくて仕方がない。
この小説を書いた動機の一つに、ワム!とジョージ・マイケルの再評価を世間に促す、というのがあるようだが、その目的は十二分に果たさることになると思う。
ロック好きには是非読んでほしい一冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年12月21日
- 読了日 : 2016年5月12日
- 本棚登録日 : 2020年12月21日
みんなの感想をみる