オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)

著者 :
  • 新潮社 (2008年4月15日発売)
3.40
  • (24)
  • (63)
  • (120)
  • (16)
  • (2)
本棚登録 : 606
感想 : 99
3

歴史的に見たおたくとオタク。

単一的な価値観が全面化している社会に拮抗するものとして、「貴族」として、それ以前の「SFファン」とも対立する存在として、最初のおたくは自立した。

おたくは自身を屹立した存在として自覚し、存在するために行動した。

裾野が広がったあと、「エリート」としての第二世代がやってききた。

そして、マジョリティになったことで、「おたく」は死んだ。


「萌え」が、「気持ち悪い感じの俺かっこいい」ということははじめて知ったよ。


あと、講演を編集したもののようですが、編集がすばらしい。
岡田斗司夫さんはやはりすごい人だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2013年3月12日
読了日 : 2013年3月12日
本棚登録日 : 2013年3月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする