「人生百年」という不幸 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2020年1月16日発売)
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本棚登録 : 90
感想 : 11
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医療に関するエッセイが、最期の選択、患者の事情、命とカネ、医者の事情 という4つの主題で構成されているが、医師としての本音が随所に出てきて非常に楽しめた.気になったのが"命とカネ"で出てきた増分費用効果比(ICER)だ.新薬の費用対効果の評価基準で「一人1年の延命のためにどのくらいまでのコストが適正かを設定する数値の由.厚労省はICER 500万円を狙っているようだが、責任ある設定とは言えない感じだ.その他、不安と恐怖の話も面白かった.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021読破
感想投稿日 : 2021年2月16日
読了日 : 2021年2月15日
本棚登録日 : 2021年1月26日

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