アクセル・ワールド1 ‐黒雪姫の帰還‐ (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年2月6日発売)
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本棚登録 : 2029
感想 : 149

アニメを観てから本を読んだ
作品ジャンルの範疇であるはずの「ライト」感はまったくなく、考えれば考えるほど深い世界観•テーマ設定である

私ははじめリンカーたちは、単位時間当たりの心臓の鼓動数を増加させることで、加速しているのかと考えていた
でもその場合、『ゾウの時間 ネズミの時間』に書いてあったように、すべての哺乳類は心臓が20億回打てば寿命がきて死ぬのだから、加速者たちはみな若くして寿命がくることになってしまう
その点が気になっていた

けれどアニメではなく、本を読めばその疑問は一気に氷解した
彼ら加速者たちは、ニューロリンカーとの電気信号をオーバークロックしていたのだ
なるほど、それならいたずらに寿命を縮めることもない
よくできている

また、一巻には出ていないがアクセルワールドのおもしろい設定に、心意システムというものがある
これが非常に興味深かったので、成功哲学の師ジョセフ•マーフィー博士の著書も引用しながら、考察記事を私のブログに書いてみた

ネタバレ全開にだけ注意の上、ご覧いただきたい
『アクセルワールドの心意システムは実在する』
http://kileihana.com/lite/archives/20260699.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年11月27日
読了日 : 2012年11月27日
本棚登録日 : 2012年11月27日

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