本を開いた第1話目があまりに短く、ありきたりなので、本屋で最初だけ試し読んで購入を決めるという人は、まずレジに持って行かないだろう。
ただ、いざページを繰って読み進めてみると、段々と話のテンションが上がっていくように感じ、これは怪談ライブを書面で再現しようと意識したものではあるまいか、と想像してみたりもする。
怖いというよりも不思議な話の割合が多く、「これは」と思わされるような話もいくつかあり、読後感は満足したものだった。
ただし、副題の「赤ちゃんはどこからくるの?」というフレーズは、そこにまつわる話が、特別本書の特徴を表しているとも言えず、インパクトを狙った蛇足に過ぎない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年12月1日
- 読了日 : 2012年11月12日
- 本棚登録日 : 2012年11月12日
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