カンタレラ (1) (プリンセスコミックス)

著者 :
  • 秋田書店 (2001年3月8日発売)
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本棚登録 : 84
感想 : 6
3

実父に魂を売られた主人公・チェーザレ。
日ごと、内側から這い出るまがまがしい何かに引きずられていく。
チェーザレが頭脳明晰容姿端麗と知られるようになった頃、
魔を払うことのできる少年・キアロが現れる。
陰謀渦巻くヴァチカンへと身を進めていくチェーザレは、
果たしてどんな運命をたどるのか。

キーパーソンは言わずもがな、キアロです。
チェーザレには信じられるものがなく、傾倒できるものはキアロしかなく。
けれど世界に二人だけ、なんてことはあり得ません。
これは障害ではなく摂理を描いたものだと思います。
誰も悪くないはずなのに、悪循環。しいて言えばキアロが鈍いのが悪い。笑
全12巻完結しました。
いかんせん、幕引きがあっけなかったかも。
長い休載のあとすぐ完結だったので、もしかしたら打ち切りや
不完全燃焼を承知で終わらせたのかもしれません。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 少女系その他
感想投稿日 : 2010年7月2日
本棚登録日 : 2009年11月29日

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