実父に魂を売られた主人公・チェーザレ。
日ごと、内側から這い出るまがまがしい何かに引きずられていく。
チェーザレが頭脳明晰容姿端麗と知られるようになった頃、
魔を払うことのできる少年・キアロが現れる。
陰謀渦巻くヴァチカンへと身を進めていくチェーザレは、
果たしてどんな運命をたどるのか。
キーパーソンは言わずもがな、キアロです。
チェーザレには信じられるものがなく、傾倒できるものはキアロしかなく。
けれど世界に二人だけ、なんてことはあり得ません。
これは障害ではなく摂理を描いたものだと思います。
誰も悪くないはずなのに、悪循環。しいて言えばキアロが鈍いのが悪い。笑
全12巻完結しました。
いかんせん、幕引きがあっけなかったかも。
長い休載のあとすぐ完結だったので、もしかしたら打ち切りや
不完全燃焼を承知で終わらせたのかもしれません。
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カテゴリ:
少女系その他
- 感想投稿日 : 2010年7月2日
- 本棚登録日 : 2009年11月29日
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