「見た目」依存の時代: 「美」という抑圧が階層化社会に拍車を掛ける

  • 原書房 (2005年11月1日発売)
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本棚登録 : 76
感想 : 13
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自分も身だしなみとして「加齢」を気にせざるを得ない年齢になり、はてさて困ったものだ、と思っていたところにその概念がある種の「社会的病理」である、と指摘されたことはある面とてもスッキリしたものの、別の面では怖くなった。イマドキは「初対面の印象は見た目で8割」というコトバに誘われてか、「嫌われたくない」症候群の現代人はこぞってそれに倣い「小綺麗」を心がけ、本書にもある通り「誰が誰だかわからない」無個性化の中に埋没しているかのようだ。自分が自分でいられない世の中、これはあまり歓迎したくない状況だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SOCIAL
感想投稿日 : 2014年8月10日
読了日 : 2011年1月29日
本棚登録日 : 2014年8月4日

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