読んでいて「なんて自己都合に合わせた視点なんだろう」と思った。
例えば、まえがきで「そんなに女性に苦痛を強いる宗教だったら、女性の信者が増えますか?」という問いかけがなされているが、一方p.153には「改宗は基本的に許されない」と書いてある。
矛盾してるじゃん。増えてるわけじゃない、現状維持せざるを得ないし、バースコントロールも基本的にダメだから増えてるだけじゃん。
著者は2名とも男性だからか、基本的に「オトコ」の視点。結婚についても「お父さんと男性の兄弟がすごくうるさい。下手すると殺される」なんて堂々と書いてある。女性の意思は?どこ?
20世紀はヨーロッパ自滅の時代だった、ということにはまんざら反対でもないけれど、それに取って代わるのがイスラムだなってまっぴらごめんだ、と思わせる内容だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月2日
- 読了日 : 2023年11月28日
- 本棚登録日 : 2019年4月11日
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