1973年に刊行された作品の復刻版。ユリ・ゲラーによる超能力ブームにより何度もドラマ・映画化されました。
超能力サスペンスですが、超能力による侵略より、敵・味方双方の「人間の集団心理」の方が恐かった。
ずいぶん昔の話ではあるものの、インターネットが発達した今の方が、似たような事が大規模で起きやすくなった気がします。
眉村先生曰く「自分と違う立場から物事を見る」という事の大切さを痛感しました。
ブギーポップシリーズで有名な緒方剛志さんの、端正ながらどこかじっとりした絵の雰囲気が物語を盛り上げています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2010年6月8日
- 読了日 : 2010年6月7日
- 本棚登録日 : 2010年6月7日
みんなの感想をみる