夫の墓には入りません (中公文庫 か 86-2)

著者 :
  • 中央公論新社 (2019年1月22日発売)
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読んでて痛々しさを感じた。自分には舅姑はいないから、本当の意味では分かっていないのだろうけど。

「夫の急死=自分の自由」ではなかった。死後自分の知らなかった夫の姿があらわになり、本当の意味で自由になるために奔走する夏葉子。姻族関係終了届を出してもご縁があった人だから。
嫌いにならないうちに距離を置くという考え方は嫌いではない。何より、敬遠していた実家の父が活躍していたのはよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年4月11日
読了日 : 2024年3月31日
本棚登録日 : 2024年3月25日

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