山藍さんの描く受けはまさに自分のツボのど真ん中突いてくる。今回もその圧倒的な妖艶さと美しさで魅了された。前半はサスペンス要素があり、事件の全容があらわになるとなんてこったい…と思わず嘆いてしまう。後半は攻めが変わって、がっつり痛くてきつくて容赦ない描写の連続。内容はゾッとするほどえげつないのに文章が下品でないところが山藍さんの好きなところ。クライマックス、あわやもうこれで…! となってからの最終章、攻めと受けの関係に変化が。最後の最後までハードできつかったが、この本には自分の求めるものがあって満足した。
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- 感想投稿日 : 2022年9月29日
- 読了日 : 2022年9月29日
- 本棚登録日 : 2022年6月14日
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