中学生の進也は母と妹の亜由美と三人暮らし。ある朝目覚めると、チキさんと言うちょっととぼけた男を母が拾ってきていた。今までの男とは少し違うチキさんに、進也も亜由美も徐々に心をひらいていく。
と、これだけ書くと非常にハートウォーミングな物語のようですが、亜由美は足が少し不自由だったり、亜由美の事故の原因は自分にあると進也は思い続けていたりと、少し悲しい部分も。
だからこそ、他人であるチキさんのあたたかさが救いだったりするのですが、それもこれだけでは終わらない。チキさんは超能力者でした。
はっきりではなくてもそうと分かる大事件のことが書かれていたので、その辺はちょっと余計だったかなあなんて思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年12月7日
- 読了日 : 2012年12月7日
- 本棚登録日 : 2012年11月20日
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