自分が絶望しているという事実こそがアイデンティティーとなってしまう元売れっ子芸人。その本末転倒さに僅かな笑いをこらえて読み進めるうちに、見栄やプライド故に自分のポジションの置き位置にもがき続ける主人公は笑いごとではないと顔が引き締まります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(2004〜)
- 感想投稿日 : 2009年11月3日
- 読了日 : 2009年11月3日
- 本棚登録日 : 2009年11月3日
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