金継ぎと漆工をめぐる、3世代の女性の物語。
金継ぎに漠然とした興味があったので読んでみた。
物語とは別に、金継ぎや特に漆に関して知らなかった知識を知ることができた。
章によって語り手が異なるのも面白い。
「飛騨春慶」が気になって検索してみた。素朴で日常に馴染みそうな漆器もあるんだな。
漆器が樹木の骨(木材)と血(樹液である漆)から出来ていると書いてあって、すごい表現だと思った。生き物そのものなんだなと、これから漆器を見る目が変わりそう。それと同時に職人が減っていることは残念に思ったけど、自分もそういうものを大切にして購入していかないと、文化は守れないのだなと反省。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月28日
- 読了日 : 2022年4月28日
- 本棚登録日 : 2022年4月25日
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