もういちど走り出そう (角川文庫 か 36-3)

著者 :
  • KADOKAWA (2003年6月25日発売)
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本棚登録 : 286
感想 : 30
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「彼女が単に、とても植物園にいることを楽しめるということ。それ自体を私はうらやましく思った。
なぜなら、私の場合は、同じくらいの喜びを得ようとするなら、四〇〇メートル・ハードルをしなければならないのだ。」
なんだかここが好き。鞠子という名前も可愛くて好き。

はじめは文体に慣れなかったが段々と楽しめた。
読んでる最中はそんなに古い小説だと思っていなかったが最後の方で出てきたインプラントの記述を見て奥付を開いてみると1994年刊行でびっくり。文体も昔の本だからなのかな。
この作者の最近の小説を読んでみたいと思った。

あと、題名がダサいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年8月14日
読了日 : 2016年8月14日
本棚登録日 : 2016年8月14日

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