「彼女が単に、とても植物園にいることを楽しめるということ。それ自体を私はうらやましく思った。
なぜなら、私の場合は、同じくらいの喜びを得ようとするなら、四〇〇メートル・ハードルをしなければならないのだ。」
なんだかここが好き。鞠子という名前も可愛くて好き。
はじめは文体に慣れなかったが段々と楽しめた。
読んでる最中はそんなに古い小説だと思っていなかったが最後の方で出てきたインプラントの記述を見て奥付を開いてみると1994年刊行でびっくり。文体も昔の本だからなのかな。
この作者の最近の小説を読んでみたいと思った。
あと、題名がダサいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年8月14日
- 読了日 : 2016年8月14日
- 本棚登録日 : 2016年8月14日
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