千円札は拾うな。

著者 :
  • サンマーク出版 (2006年1月20日発売)
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(感想)人は捨てるときに成長する、というフレーズが心に残った。どんどん捨てていきたい。

(ここがよかった!)

・千円札を拾うと、目線が下がり他のものが見えなくなる

・「成長」とは身につけることではなく、捨てること

・成長とは「自分を捨てる勇気」
成長できる人とは、「間違った階段を上らなかった人」ではない。

「間違えたと気づいた瞬間に躊躇せず今いる階段から飛び降りることができた人。」知識、経験を身につけることではなく、捨てたとき。リセット。

・いやな顧客は断る
「自分の気に入らない客」、「うるさい客」は自分のやる気、利益、時間を奪う。しかも「儲からない」

・優良すぎる顧客を作らない
いなくなったら困る顧客に頼りすぎない。要求を断れなくなる。顧客全体の30%が常に入れ替わっている状態がよい。
永久に売れる商品はない=永久に買ってくれる顧客もいない

・価値のあるお金の使い方
歴史、気持の重さではなく「効果の高さ」1000万をどう使うのがベストか。(苦労して貯めた、楽に貯めたは問題ではない)

・「お金を使う」というのは一つのスキル。

・リスクが怖くて投資ができない人に会社の経営は不可能

・投資効率を生み出す可能性があるのは人材、情報、ブランド。この3つに投資する。

・日々がんばるのは人生を楽しくするため。電車が嫌いならタクシーに乗る、のもよい。

・通帳の数字は「何かをすることのできる権利」権利は使わなくては意味がない。豊かな人はもてる権利を十二分に使っている人。

・生きていく上で必要なもの≠お金=必要なときに必要なお金を作り出すことのできる能力を身につけること

・経営者は即決することが大切

・やるかやらないか、新しいものであればやる
→「やる」より「やめる」のほうが難しい。現状を変える恐怖があるから。

「やる」は今に何かが加わるだけだが「やめる」今持っているものを捨てることだから

・「本質」と「トレンド」を見分ける
  武士「ちょんまげ、刀」→あの時代の「トレンド」
  「潔い生きざま」→「本質」

人を「サムライ」と呼ぶとき、刀やちょんまげをしている人ではなくて「武士の本質」を受け継いでいる人を指す。守るべき伝統や文化はそういう「本質」の方。

ビジネスにおいて社名や事業内容は「トレンド」であって、しっかり利益をうむビジネスをして家族が豊かで幸せに暮らすことが「本質」である。

・勧められる服を着る
自分で今の自分に似合うと思う服を着るのではなく、オシャレな服の方に自分を合わせるのも大事。ビジネスでは「自分が間違っていない」というフィルターは時にじゃまになる。

・全てを捨てる
成長の妨げにならないよう「例外なく全てを捨てる覚悟をもつようにする」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 起業・経営
感想投稿日 : 2011年3月7日
読了日 : 2008年11月8日
本棚登録日 : 2011年3月7日

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