子どもを叱りつける親は失格ですか? (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

著者 :
  • KADOKAWA (2020年4月16日発売)
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本棚登録 : 133
感想 : 13
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大好きな小川大介さんの新作。1時間くらいでさくっと読めました。
前に、"先生の奥様のエピソードも知りたいです"とお伝えしたところ、"4月に出る新刊を是非"とこの本をオススメして頂きました。嬉しくてとても満足です!

読みながらふと、最近は中学受験に関することが軸になっている本ばかり読んでいたということに気がつく。受験の文字が出てこない子育て本は久しぶりかも知れない。

私は普段、子供たちにあまり怒ったりしていない…方だと思う。私自身がかなりヒステリックな親に育てられた為、全力で反面教師にしている…ハズ。でもまあそれでもイライラはするので、怒りを抑えようとすると顔が能面っぽくなったり、本当に辛い時はトイレに閉じこもったりしている。

出来る限りいつも笑っていてあげたい、本当に危険なこと以外は何でも良いよと言ってやらせてあげたい。でも自分の調子や余裕の有無によってそれが出来ない時がある。

大きな声を出してしまったこともある。手をギュッと掴んだり、ピシッとしてしまったこともある。
そういう言動って一回でもスイッチが入ると自分でもびっくりするくらい凄い勢いで膨大なエネルギーになって身体中から溢れ出てしまうんですよね…。

自分がそうされてきてずっと嫌だったのに自分も同じことをしてるのかと思うと辛くて…

でもこの本にはそういう自分や夫への対処法のtipがたくさん載っている。非常にわかりやすく、丁寧で、いつも通りのあたたかくて柔らかな毛布みたいな文で書いてあるので本当に全てのお母さんに読んで欲しい。

私は小川大介さんメソッドで?子育てをしていて、子供の成長はデコボコで良いと思っているので、出来ないところにはあまり目がいかないし、どんな小さなことでもいつも毎日いくつも褒めている気がする。
"見てます"っていうことをいつも伝えてるかな。

私は実両親などには意見が全然言えないけど、夫に対してだけは本当に何でも言えます。そして、夫はほとんど何でも私の好きなようにして良いよと言ってくれるので、私は自由に方針を決めることが出来てとても幸せです。でも、私がやりすぎていたり明らかにおかしい時はちゃんと指摘をしてくれるので良い関係であるのかなと感じています。

本作中の2人目が1人目と全然違うんです!!っていうのは共感しかなくて、たくさん笑いました笑
同じように育ててるはずなのに全然やることも好みも違くて本当に戸惑いも多いけど楽しいです。

あとがきまでとてもニコニコしながら読めました。非常に素敵な本でした。

また時々読み返そう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年4月26日
読了日 : 2020年4月26日
本棚登録日 : 2020年4月26日

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