長かった物語もクライマックスを迎え胸が締め付けられたが、最後は穏やかに読み終えられた。
パリーの地下水路を行くジャンヴァルジャン、もうほとんど人生みたいだと思った。暗くて行き先が分からない道で、大事なものを背負い追っ手から守りながらただ前に進む。
正しい行いはいつでもその時を待っていて、正直な者を迎え入れる扉はいつも開かれていると思う。寄り添って勇気をくれるような本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年9月1日
- 読了日 : 2019年9月1日
- 本棚登録日 : 2019年8月9日
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