書店員の恋

著者 :
  • マガジンハウス (2008年10月23日発売)
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本棚登録 : 355
感想 : 97
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ケータイ小説で億単位の収入が得られますかね?
あるかなそんなこと。ないような気がする。
とまれ、3年付き合った恋人は、夢と愛はあるが金がない。新しい恋人候補は、愛と金があるが一緒に過ごした時間がほとんどない。揺れる女心。
・・・・という話なんだが、なんで揺れる必要があるんだろうと思います。
新しい恋人に愛がないなら問題だけど、また会いたいと互いに思う気持ちがあるんです。だったら、いいじゃん? それに決めなよと思います。
押しつけがましくなく「一度だけ、間違えてみてもいいと思うなら空港に来てくれ。待っている」みたいなこと言われたら、そりゃ間違えてみればいいじゃないの。

主人公は愛とお金の間で揺れているんじゃない。実は、ふたつの愛の間で迷っていたのです。贅沢なことに、ふたつの愛の質を比べているんです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2013年10月26日
読了日 : 2013年10月25日
本棚登録日 : 2013年10月9日

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