高原にあるカフェ、美味しいコーヒーとベーコンサンド、温かい店員さんに常連のお客さんとのほんわかな日常、、、、なんて考えていて大変申し訳ございませんでした!()
.
優しいタッチの表紙から(勝手に)想像してしまったほんわか系とはひと味もふた味も違う、
ぴりっとビターなスパイスが効いたサプリ系お腹すく小説でした。
.
帯には「美味しい料理は奇跡を起こす」と書かれていたのですが、確かに奇跡とも呼べそうですが、
凄いミラクル!という盛り上がりがあるわけでもなく、なるべくしてなったというか、
全てはつながっているのよね、ということを改めて美味しそうな料理とともに噛み締めさせてくれるような物語でした。
.
後半のディナーの描写もとてもお腹が空きます……
ひよこ牧場のベーコンやバター、
あおぞらベーカリーのパン、
食べてみたいです。
.
人がそれぞれ抱えている現実的な悩みやジレンマ、
欲求など、それを静かに冷静にみつめて
綺麗には描き過ぎず、答えをはっきりとは出さないけれど
こういう生き方もあるかも、ということを
日誌とタイトルにある通り、こんなことがありましたよ、と報告されているような気分で読みました。
.
次作の表紙もまた美味しそうな表紙で()
登場人物達がどのように変化しているのか読むのが楽しみです。
.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未所有(図書館)
- 感想投稿日 : 2019年2月24日
- 読了日 : 2019年2月23日
- 本棚登録日 : 2018年9月28日
みんなの感想をみる