主人公の秀二が、祖父の死をきっかけに出向いた沖縄で出くわす、太平洋戦争終結前後の沖縄のとある離島での出来事を吹き込んだテープが物語の大半を占める。
戦争の悲惨さというステロタイプのことばでは表しきれない、凄惨さ、やりきれなさ、人間の業などが丹念に描かれる。
こんな戦争の体験は、われわれにしっかり語り継がれているのだろうかと感じる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2008
- 感想投稿日 : 2008年9月22日
- 読了日 : 2008年9月22日
- 本棚登録日 : 2008年9月22日
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