日本語という外国語 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2009年8月19日発売)
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世界の言語の中で、母国語としてネイティブが話す人口が最も多いのは中国語で2位が英語、3位がヒンディー語(インド)。そして我らが日本語はと言えば何と世界の第9位 !  日本以外でもアメリカやブラジル・ハワイやグアムなどで「母国語」として話されている、とってもメジャーな言語なのである。その日本語を外国人の立場から「外国語」として客観的にとらえ、外国人になったつもりで習うことを試みたのは、東京外国語大で留学生に日本語を教える言語学者の荒川氏。ひらがな・カタカナ・漢字交じり表記などが複雑に絡み合い、世界でも特殊な言語だと(日本人には)思われている日本語を見直し、その意外な魅力や学び方について改めて考察した興味深い内容で、日本語・国語の先生方にもおススメの一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本語を学んでみる
感想投稿日 : 2020年12月12日
読了日 : -
本棚登録日 : 2018年8月12日

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