輪違屋糸里 下 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年3月9日発売)
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大好きな土方歳三がちっぽけな人物に語られている。浅田次郎の新選組三部作を読んだが女性の見た幕末は他の話とは風景が違う。後半は糸里の力強さが心地よかった。新選組はこの後尻つぼみになって行くのだが、地獄を見た女は地に足をついて前に進んでいく。所詮、男は女に牛耳られているということを確信する話だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年5月30日
読了日 : 2014年5月30日
本棚登録日 : 2014年4月29日

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