グーグーだって猫である

著者 :
  • KADOKAWA (2000年7月1日発売)
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本棚登録 : 458
感想 : 69
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フォローしている方のレビューを読んで、図書館で借りた。

本書は、大分前のものだが、大島さんが初代ネコ「サバ」を亡くして失意のうちから、思いがけず家に迎えたアメショの「グーグー」との日々がエッセー風漫画で描かれている。
グーグーが2歳前の頃、迷い子猫(三毛)の「ビー」を新たに迎え入れてからの、2猫の距離感や個性もネコあるあるで面白い。

今時はSNSで色々な方がネコとの暮らしをアップされているが、最初は楽しく観ていても、だんだんと疲れてしまう。
皆さんがとても大事にされている様子を拝見すると、自分とうちのネコとの関係性はこれでいいのか?と思わされてしまうところがあるからか…。
その点、本で知る飼い主とネコとの関係性は、適度に余白があり、安心して読める。


それにしても大島弓子さん、懐かしい。「綿の国星」である。
それまで読んでいた少女漫画とは違うタッチの絵。
ファンタジー絵本のような世界。
あの当時、「日出処の天子」や「エイリアン通り」など白泉社の漫画は、女子校ということもあり皆で貸し借りして、大変お世話になった。
大島弓子さんの画風とちょっと似ている、清原なつのさんや小椋冬美さんの漫画も読んでたなぁ。

少女時代にあまりにも漫画を読んでいたせいか、最近はあまり読まなくなってしまった。
ブクロガーの皆さんの本棚を参考にまた、少し読んでみようかな。
2020.6.13

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 7類芸術・スポーツ
感想投稿日 : 2020年6月13日
読了日 : 2020年6月13日
本棚登録日 : 2020年6月13日

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