誰の味方でもありません (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2019年4月16日発売)
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本棚登録 : 862
感想 : 102
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情報番組のコメンテーターとしての活動の方が目立っている印象の古市さん。
私自身はあまりテレビを見ないので、色々と評される(毒舌とか?)彼が、テレビでどんな風なのか分からないのだが。
この週刊新潮に連載されていたエッセイをまとめた新書は、なかなか面白かった。

ほぼ一回り歳が違うのだが、それ以上の世代間ギャップを感じる。
私はきっと、彼が言う「おじさん」「おじいちゃん」の部類に入ってしまうんだろうな〜(性別的にはおばさんだけど)。

こういう感覚の人たちが次世代を担ってくれているのなら、まだまだ日本も捨てたもんじゃない。
2018年に書かれたエッセイなので、日本や世界各地を飄々とした感じで飛び回る様子と文章が随分と懐かしい時代のように感じさせる。
コロナ禍の今、彼の行動パターンはどう変わったのだろうか。とても短いエッセイなので、もう少し彼の語りを聞いてみたくなった。2020.10.17

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 914日本のエッセイ
感想投稿日 : 2020年10月18日
読了日 : 2020年10月18日
本棚登録日 : 2020年4月3日

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