エンタープライズシステム構築にあたってのデザインパターンの事例集のようなつもりで読み始めたが、もっと奥深く、コンピュータシステム構築のための学術的・社会的側面も含めたアーキテクチャについて語られており、アーキテクチャの奥深さについて考えさせられた。
一言にコンピュータシステムといっても各レイヤでの専門的な技術の積み重ねの結果であり、そのどれにも精通していないことには真のアーキテクチャの立案はできないのだなと認識させられた。
ただ、中盤以降のCPUアーキテクチャや仮想マシン、プログラミング言語に関する議論については専門的過ぎて読みこなすためにはその分野でのかなりの前提知識が求められると思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
IT
- 感想投稿日 : 2011年2月11日
- 読了日 : 2011年2月11日
- 本棚登録日 : 2011年2月5日
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