間違いだらけのTPP 日本は食い物にされる (朝日新書)

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  • 朝日新聞出版 (2011年5月13日発売)
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副題は「日本は食い物にされる」~TPPのオリジナルは,チリ・ニュージーランド・ブルネイ・シンガポールで始まった。アメリカが加わることになっても,アメリカの経済規模が大きすぎて,アメリカにメリットが認められず,日本が加わらせてこれを食い物にしようと考え,「最恵国待遇」「内国民待遇」「市場アクセス」「透明性」がポイントで,金融・サービスの自由化を日本に求めている。アメリカのアグリビジネス・保険業が簡易保険・農協共済を狙っている~野田首相がTPP参加を是認しない候補は公認しないと言い出して,また注目を集めているTPPだが,彼の予想(2011年春)とは違った事態が起こっている。「死に体」のオバマが再選された。菅は身内から引きずり降ろされたが,野田が明確な意志を示して党内から反発を受けている。と思っていたら,安倍自民は国防軍の創設やら教育改革を打ち出して,規制緩和・公務員改革を叫んでいた維新の会は石原が加わって海外から極右と見なされるようになり,まともなことを云っているように見える社民党がみんな・減税と統一歩調を採るとは思えない。どうすりゃ良いのだ?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年11月24日
読了日 : 2012年11月24日
本棚登録日 : 2012年11月24日

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