日本復興計画 Japan;The Road to Recovery

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  • 文藝春秋 (2011年4月28日発売)
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ゲンパツ長屋の大家は小言・研一~悪魔のシナリオとなり,日本の原子力産業は壊滅した。私が柏崎の事故で提案したことを実施しなかったからだが,起こってしまったことは仕方ない。福島第一はテントで覆い完全停止まで5年以上掛け,5km圏内は緑地にして人は住まわせない。燃料を取り出して燃料サイクルに掛けるしかない。東京電力はとうさん,原子力発電は国営化。計画停電は愚かであった。津波に流された地域は緑地に,高台に新しい町をつくれ。道州制を導入して変人首長を競わせ,復興モデルを構築する。消費税を2%上げ,財源なき国債発行を行うな。国は何もしてくれないことを肝に銘じ,自分だけでもサバイブする覚悟を固めろ~平成維新の会を立ち上げた人らしい。民主党政権にもコネがあり,幾つかの提言が受け入れられた。読んでいると何だか不愉快な気分になる。この本を買うと印税が復興資金となるらしいが「私は図書館で借りたんだよね」とちょいとそっぽを向いて呟いてみたくなる。聞こえない小さな声だけどね。「お前達はほんと-にしょーがないねー,私の言うことをちゃんと聞いてやらなかっただろ・・・まあ,しかたない・・・こんどはちゃんとやるんだよ・・・はじめにね・・・」ハイハイ,仕事に出かけれなければならないので・・・続きは又こんどお聞きします。「お前はほんとにしようがないね・・・ちゃんと私の言いつけを守るんだよ・・・泣くことになるよ!」。橋下知事が大阪都構想を喋っているのは,この人に踊らされているのかぁ。ゲンパツ長屋のご隠居は自分でも踊りの真ん中で音頭取りをしたいらしいが,今のところは皆に推されていない

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年8月14日
読了日 : 2011年8月14日
本棚登録日 : 2011年8月14日

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