閉門謹慎 鎌倉河岸捕物控(二十六の巻) (ハルキ文庫 さ 8-46 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 26の巻)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2015年4月25日発売)
3.82
  • (9)
  • (22)
  • (18)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 199
感想 : 14
3

鎌倉河岸シリーズ26~享保二年師走,半月後に正月を控えた大掃除の夜,八百亀が寺坂毅一郎の出世の話があるかと大親分に尋ねる。宋五郎は知らんぷりだが,直々に北町奉行・小田切に相談されていた。この話が漏れると出世の道が途絶えるかもしれない。噂の出所は八丁堀の同心の敷地で開業する医師だった。家主の無役の同心に吹き込まれたという。毅一郎は清廉潔白で知られた人物。同心から与力に上がると,五人しかいない定廻り同心になれるかも知れないのだ。しかし,縄張りの金貸しから金銭を強請っているという流言も飛ぶ。小田切は北町奉行の地位を狙っている旗本の存在や,金を強請っている同心たちに心当たりがある。敵の出方を伺うため,寺坂を役宅に軟禁し,その間に政次と宋五郎が動き回るが,事情を知っている医師が胸を一突きされて殺され,不審な動きをする同心も殺され,それを尾行していた八百亀も頭を殴られた。筆頭老中の用人に数千両の金を貸している名主が浮かび上がる…~ 何だか,話がすっきり解決して,エピローグが長すぎる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年7月30日
読了日 : 2015年7月30日
本棚登録日 : 2015年7月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする